アトリエKでは、初心者向けにカメラ教室を開催しています。
そして、アトリエKのカメラ教室に参加していただくには、デジタルカメラをお持ちであることが一つの条件になっています。
そこで、参加希望の方から時々聞かれるのが、これからカメラを買いたいが、どんなカメラを買えば良いのか。おすすめは何か。というご質問です。
実際に、カメラを買おうと売り場へ行けば沢山のカメラが並んでいて迷ってしまいますよね。
それも、フルサイズや、APS-C、フォーサーズ等、聞き慣れない言葉が並んでいたり、一眼レフだとか、ミラーレス一眼だとか、もう良く解らなくなってしまいます。
そこで、今回は、実際にこれからカメラを買いたいと思う方に向けて、どんなカメラを買えば良いのかちょっとお伝えしようかと思います。
と、言っても、いつも必ずお伝えするのは、『レンズ交換式のカメラなら、どれでも良いですよ〜』 笑
身も蓋もないですが、結論から言っちゃうと、そうなんです。
それだけではなんか不親切なので、もう少し説明しましょう。
まず、基本的に、写真を撮るという機能を考えた場合、どのカメラを買っても、ちゃんと同じような写真が撮れます。
プロ用の高価なものも、レンズとかがセットになった、いわゆるコンシューマー向けのカメラも、撮れる写真は基本変わりません。
じゃぁ何が違うのかというと、耐久性だったり、応答性だったり、連写速度だったり、そういう写真を撮るという行為の外側にある部分が、高価なカメラになればなるほど性能が良かったりするわけです。
その代わり、そうしたカメラは大きかったり重かったりすることが多いのです。
では、皆さんがカメラを初めて買う時に何を気をつけたら良いか。
ズバリ、自分が気に入るかどうか、なんです。
持って歩きたくなるか。形が好きか。そんな部分が実は重要なんです。自分の手に馴染んでいるか。重すぎないか。色は好きか。形はどうか。そうしたことがとても重要な意味を持っていたりするんです。
例えば、自分のカメラが好きになれないと、持って歩きたくないですよね?
そうすると、写真撮れませんよね。
写真の上達の近道は、たくさん撮ることです。いっぱい撮って、撮った写真を良く見て、次に撮る時に思い出しながら撮っていると、どんどん写真が上達します。
それには、自分のカメラを好きになって、いつも持って歩けるようじゃないとね。
☆なので、一番大切なのは、そのカメラを好きになれるかどうかなのです。
実はそれがクリアできたら、あとはどうでもいいくらいなんです。
ただ、できればこんな感じだといいなぁ、というのがありますので、機能的な部分も少しだけお話ししておきましょう。
まず、レンズ交換式のカメラであれば殆ど問題ないと思うのですが、シャッター優先モード、絞り優先モード、マニュアルモードの3つがあること。
ただしこれは、メーカーによって色々と呼び方が違ったりしますので、わからなかったら店員さんに聞いてみると良いと思います。
今のカメラは、プログラムオートモードや動画モードがあったり、他にも色々な撮影モードがあったりしますが、基本的にはその3つがあれば問題ありません。
そしてもうひとつ。
こちらは必ずしも必要なわけではないので、参考程度に聞いてくださいね。
昔のカメラには液晶なんてありませんでした。
写真を撮るには、ファインダーという窓から覗いて、これから撮る写真がどんな構図になるのか確認しながら撮ったのです。
今のカメラは、デジタルになって、背面にある液晶画面で構図やピントを確認できるようになっているので、ファインダーが無いものが結構あります。
これはこれで便利なのですが、できれば最初のカメラはファインダーがあるものをおすすめします。
ファインダーを覗いて撮ると、顔にカメラのどこかが当たる形になります。つまり、両手と顔のどこか(普通目の上のあたり)の3点でカメラを支える感じになります。これが自然にブレを抑えてくれたりします。
ブレずに写真を撮れるというのは、結構基本的な技術だったりしますので、可能であればファインダーを覗いて写真を撮ることを心がけると良いと思います。
とは言え、女性などの場合は、お化粧などもしていたりするので、ファインダーを覗きながら撮るというのは、ちょっと抵抗があったりするかもしれません。そんな場合は、無くても大丈夫。
じゃぁどうやってブレを抑えたら良いか。これは、教室でお教えしましょう。笑
ということで、ご自分のカメラを手に入れてみましょう。そしてたくさん撮ってくださいね。撮った写真はよく見ることも忘れずに。